- どこかから騒音がするけど管理会社に伝えればよい?(発生源わからない)
- 騒音の苦情は直接言うべきか、管理会社に言うべきか?(発生源わかる)
- 騒音の苦情を管理会社に伝えるときどんな言い方をしたらよい?
アパートやマンションで起こりがちなトラブルといえば騒音問題です。
騒音は発生源がわからなかったり、わかっても直接近隣さんに騒音の苦情をいうと近隣トラブルになる可能性もある難しい問題です。
そこで、騒音の苦情を管理会社に伝えるときの言い方や内容のコツについて解説します!
騒音の苦情を管理会社を伝える言い方のコツ5選!
アパートやマンションにおける騒音の苦情を管理会社に伝えるときの言い方のコツを5つ紹介します。
詳しく解説します!
①発生源(どこから聞こえるか)を伝える
騒音の発生源がどこからなのかを明確にすることが、騒音問題を解決する際の第一歩となります。
管理会社に上階・隣・下階・外部など、どこから聞こえてくるのかを明確に伝えるようにしましょう。
発生源の部屋番号が明確にわかるなら、対策も立てやすくなります。
逆に発生源がわからない場合は対策が立てれないことがほとんどです。
仮に騒音計で実測しても、騒音の大きさを計測することはできても、どこから発生しているかを特定することは困難だからです。
管理会社に騒音の苦情を伝える場合は、発生源(どこから聞こえるか)を伝えるようにしましょう。
上の階だと思ったら2つ上の階だということもあります。
わかる範囲で正確に発生源を伝えることが大切です。
②どんな騒音かを伝える
どんな騒音であるかを管理会社に伝えることも非常に重要です。
よくある騒音の種類は下記の通りです。
よく起こる時間帯や具体的な騒音の発生状況を伝えるようにしましょう。
深夜や早朝などの時間帯である場合は、近隣住民への注意喚起で解決することもあります。
近隣の工事現場の騒音であれば、管理会社から工事会社に伝えてもらうよりも直接工事会社に伝えたほうがよいですね。
近隣世帯には直接苦情を言うとトラブルになることがあるので注意しましょう。
騒音の種類によって対策も異なります。
③やってほしいことを伝える
具体的に管理会社にやってほしいことがあるのなら、やってほしいことを伝えましょう。
当然できること・できないことがありますが、やってほしいことが具体的であるほど対応してもらいやすくなります。
一方的に愚痴や不満をいったところで、管理会社ができる対応策も限られています。
管理会社に丸投げするよりも、解決策を一緒に考えてもらうようにするほうが行動してもらえるはずです。
また、あまり動いてくれない管理会社もありますので、やってほしいことははっきりと伝えましょう。
管理会社も面倒な仕事はあまりやりたくないもんです。
④感情的にならないこと
騒音トラブルは嫌な気持ちがありますから、ついつい感情的になってしまいがちです。
騒音発生の原因は管理会社ではありませんし、感情的に伝えると協力的になってもらいにくくなる可能性もあります。
「面倒な客」と思われるよりも、管理会社を味方につけたほうが対策してもらえるんですね。
怒って伝えるよりも冷静に伝えることです。
怒って伝えたらあなたがクレーマーみたいになっちゃいますよ。
⑤どれだけ困っているかを伝える
騒音にどれだけ困っているかを伝えると動いてもらいやすくなるはずです。
我慢できる範囲だと思われるような騒音の苦情だと、「やっかいな苦情」だと思われてしまうかもしれません。
赤ちゃんの泣き声・子どもの声・普通に歩く足音・日中の音楽など
常識の範囲で起こり得る生活騒音の場合、騒音を測ったところでも大した数字は出ません。
逆に、深夜に騒ぐ声や大音量の音楽などでなかなか寝れないというような騒音であれば、それは困るだろうと管理会社も親身になってくれるはずです。
騒音により困っている程度を伝える言い方にするとよいでしょう。
影響の程度によって対策を考える必要があります。
管理会社がやってくれる騒音対策
管理会社に正しい言い方で騒音問題を相談するとできる範囲で対応してくれます。
管理会社はどのような対応をしてくれて、どのような対応はできないのでしょうか?
注意喚起の張り紙
管理会社が一番最初に行う対策として、注意喚起の張り紙などを共用部に掲示することでしょう。
騒音発生源の特定の誰かを攻撃するわけではなく、当たり障りのない注意をすることができます。
騒音発生源の人も「自分のことを言われているな」と遠回しに気づくことで、騒音の苦情が管理会社にいってしまったことを自覚します。
騒音の苦情を管理会社に伝えた人も管理会社が動いてくれたことを実感できるので、最初に行われる対策となることが多いです。
意外と効果あり!
ほかの世帯へのヒアリング
騒音の問題がほかの世帯でも起こっているかヒアリングすることもあります。
影響の範囲がどこまで及んでいるのか・建物構造上の問題なのかを確認するのに有効です。
特定の1世帯が騒音発生源となるのであれば、ほかの世帯がどのように感じているかも知ることが大切ですからね。
ヒアリングすることで直接的に解決するわけではありませんが、騒音問題の程度を知ることで今後の対策をたてるために役立ちます。
騒音問題の根を知ることが大切!
個別に騒音に関する案内の投函
騒音発生源の自宅に騒音に関する案内を入れることも効果的です。
共用部への張り紙では気づかないこともありますので、個別に注意が必要な場合は個別に案内を投函することもあります。
確実に相手に伝わりますし、自覚を促すことに繋がります。
この場合は深夜に大騒ぎしたり、大音量で音楽をかけるなど、生活騒音を超える騒音の問題のときに効果があります。
世帯全体への注意となるような文章にすれば、直接電話や面会して注意するよりも柔らかい対応になるので管理会社が行いやすい対応といえるでしょう。
チラシ入れるだけ解決すればいいね!
発生源の特定・実測
建物構造上の問題である場合、騒音の実測を行うこともあります。
特に新築マンションなどで建物構造上の問題である場合は今後の集客に関わります。
外部に電車の高架があるなど大きな騒音源がある場合には、騒音測定結果を基にサッシの騒音等級を決めることもあります。
騒音の実測をしてサッシ交換が必要な場合には、長期的に見て騒音の実測をすることもあるでしょう。
ただし、騒音源の特定は騒音の実測をしてもできない場合も多いのが実情です。
生活騒音なども実測したところで騒音の大きさがわかるだけで、問題解決にはあまりなりません。
調査費に費用もかかりますのでケースバイケースで実測は行うことになるでしょう。
生活騒音は実測してもあまり意味はないでしょう。
個別に連絡して注意
騒音源が特定の世帯の場合、管理会社から個別に注意することもあります
複数の世帯から苦情が出ていたり、注意喚起をしても改善されたなったりする場合などですね。
ただし、管理会社としても個別に連絡して注意することはあまりしたくないものです。
友好的な方ではない可能性もありますし、世帯間のトラブルに首を突っ込むことになります。
管理会社がトラブルの当事者となるのは避けたいところですから、個別の注意をお願いしても慎重になるケースもあるでしょう。
個別に連絡はあまりやりたくないでしょうね。。
騒音の苦情を管理会社に伝えるときの言い方のコツ5選!まとめ
あらためて騒音の苦情を管理会社に伝えるときの言い方のコツを確認してみましょう。
直接近隣さんに苦情をいうとトラブルになることもあるので、管理会社に伝えてうまく解決したいところですよね。
管理会社も動くのは人ですから、言い方によって動いてくれるかどうかは決まります。
管理会社が間に立って、うまく解決してもらえるような言い方を心がけるようにしましょう。
コメント