土曜日の工事がうるさい!工事会社が考える土曜日の騒音と振動

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不動産トラブル

土曜日の工事について、近隣側と工事会社とは考え方に大きなずれがあります。

建築主として建物の解体工事を開始したところ、近隣から「土曜日に工事するな!うるさい」とクレームが入りました。

ここで、工事会社から近隣さんにお詫びと説明にいっているのですが、工事会社が考える土曜日の騒音・振動に対する考え方を理解できました。

建築主の立場で土曜日の工事について考えてみます。

近隣が考える土曜日の工事

近隣さんは土曜日の工事をどのように考えているのでしょうか?

2パターンあるので紹介します。

土曜日の工事も仕方ない

「土曜日の工事は望まないけれど仕方ない」これが大半を占めています。

実際に近隣さんにも挨拶に行った際に「お互い様だから仕方ない」というスタンスの方がほとんどでした。

自分が逆の立場で隣が工事しても仕方ないと思いますよね。

道路工事などであれば文句のひとつも言いたくなりますが、近隣さんの工事であれば「仕方ない」と考える方が多いでしょう。

お互い様が普通!

土曜日はやめろ!

一部の近隣さんは「土曜日の工事はやめろ!」と怒鳴り込んでくるかもしれません。

実際に怒鳴りこまれました。

平日の工事は仕方ないと我慢できるまたは、日中は仕事で家にいないのであまり気にしないでいられる。

しかし、土曜日は休みでゆっくりしていたいのに、騒音や振動でゆっくりしていられなくなってしまうわけですね。

実際に怒鳴り込むまでには今後の関係を考えたら行動できない人がほとんどですが、一部の近隣さんは怒鳴り込んでしまいます。

工事会社が考える土曜日の工事

近隣さんに対して、工事会社は土曜日の工事への考え方は異なります。

工事会社に「土曜日の工事をやめろ!」と怒鳴り込まれたことを伝えたところ、今後の対応については工事会社で行ってもらうことになりました。

この打ち合わせで工事会社の考え方がよくわかりましたので紹介します。

土曜日の工事は当たり前

工事会社にとっては土曜日の工事はまだまだ当たり前のようです。

土曜日の工事は工期設定においても当然のように反映しています。

職人さんや実際の施工会社は早く工事をして、その分違う工事を請けたいわけですね。

土日休みや週休2日は建設業界ではまだまだ一般化してません。

法律の範囲でも問題ない

土曜日に工事をすることは法律の範囲でも問題がないようです。

日曜日も一部工事をする業者もいるようですが、建設業において土曜日の工事は一般的です。

近隣さんが「土曜日の工事をやめろ!」といったろところで、やめる義務はないというスタンスでした。

ただし、あまりにクレームがひどいようであれば、工事に支障をきたしますのでうまくやるつもりではいますけどね。

何度も訪問して理解を得ようと挨拶を行うとのことでした。

守るよりも攻めることが意外とよいかもしれませんね。

工期に支障があると困る

工事会社としてはやはり土曜日に工事を行う前提で工期を設定しています。

困るのは土曜日の工事をやめることによって後期に遅れてしまうことです。

工期に遅れてしまった場合は違約金を請求されるケースもありますし、建築主からも強い圧力が来るケースもあります。

半年で考えても25日前後土曜日があるわけですから、土曜日の工事ができないとなると大きいですよね

謝りながらでもどうにか土曜日の工事をさせてもらおうと進めようと考えています。

建築主が考える土曜日の工事

建築主としては土曜日の工事はどう考えるでしょうか?

当事者として土曜日の工事について考えてみます。

工事会社さんうまくやって

土曜日の工事については、「工事会社さんうまくやってくださいね」というところですね。

工事期間中は工事会社に任せているというスタンスで、近隣さんとのコンタクトは工事会社に投げたいです。

近隣さんが怒鳴り込んできたときには「一応工事会社に伝えますが、工事のことは工事会社に任せているので。」の一点張りとしました。

ここで「土曜日の工事はやめるようにします。」と受けてしまうのは絶対タブー。

工期遅れを含め建築主が認めたことになってしまいます。

工期遅れにならないなら休んでもいい

土曜日の工事については建築主としてはやろうがやるまいがどっちでもいいです。

ただ、工期は遅れないように施工して欲しいというだけです。

竣工するタイミングは引越してくる人が入りやすいタイミングに設定するものです。

工期遅れは直接家賃収入に影響します。

土曜日の工事を休んでも工期に間に合うならそれでもいいんです。

工期だけは遅れないで!

近隣さんとは揉めたくない

工期も当然大事なのですが、何よりも近隣さんとは揉めたくないのが本音です。

近隣さんとは竣工した後もずっと付き合うことになります。

土曜日の工事を近隣さんの意向を無視して強行することで、一生の恨みを買っても困ります。

工事会社は工事が終わったら離れますが、建物はずっとその場所にあります。

土曜日の工事にクレームが入ったときの対応策

土曜日の工事にクレームが入ったときにはどのように対応をすればよいでしょう?

土曜日の工事に対する対応策を考えてみましょう。

工事騒音・振動は謝るしかない

工事の騒音・振動はどうやってもゼロにすることはできません。

もう謝るしかないんですね。

誠心誠意の態度を示しながら工事を進めしかありません。

多くの人は誠意を感じれば、態度も軟化してきます。

「近隣さんの話を聞く」「謝る」「なるべく騒音振動を小さくする」と伝えて工事を進めていくのが基本となります。

土曜日はなるべく騒音振動の少ない工事をする

土曜日の施工はなるべく騒音振動の少ない工事をすることも一つの手段です。

重機作業が一番騒音と振動が発生します。

手作業でできる仕事を中心にすることで騒音振動は大きく軽減されます。

解体工事では難しいかもしれないけどね。

重機作業も朝早くは行わないようにするのもアリですね。

積極的にコミュニケーションを取りに行く

クレーマーに対して、逆にこちらから積極的にコミュニケーションを取りに行くのも手段のひとつです。

挨拶をすることはもちろんですが、なるべくコミュニケーションを取ることで相手の気持ちも軟化してきます。

コミュニケーションがクレームを解決することも多いのです。

待つのではなく積極的にいくことが解決策となるかもしれませんよ。

土曜日の工事をどう考えるか?まとめ

土曜日の工事については、近隣さん・工事会社・建築主の立場で大きく変わりますね。

工事近隣の立場で考えると、確かに騒音・振動の出る工事を土曜日にされると嫌かもしれませんが、仕方がないと考えるのが大半であることも理解できます。

「土曜日の工事をやめろ!」とクレームをつけると、自分もあとで付き合うことになる建築主との関係がギクシャクしてしまうかもしれません。

うまく話しあいながら、「仕方ない」と思えるような落としどころが見つかるといいですね。

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