- 不動産クラウドファンディングって怪しくない?
- 不動産クラウドファンディングのリスクは?
- どんな人が不動産クラウドファンディングやればいいの?
不動産クラウドファンディングはローリスクローリターンの投資とよくいわれます。
しかし、本当に不動産クラウドファンディングは大丈夫なのでしょうか?
もちろんメリットもありますが、インターネットではよいことばかりが書かれていて、デメリットがよくわかりませんよね。
そこで、不動産クラウドファンディングのデメリットについて解説します。
個人的には「不動産クラウドファンディングはやめとけ!」とあまりおすすめしません。
なぜおすすめしないのか、そしてどういう人がおすすめなのかを解説していきます。
不動産クラウドファンディングはやめとけ!デメリット7選!
不動産クラウドファンディングとは、「インターネットで集めた資金を元に事業者が不動産を購入し、運用期間中の賃料収入や売却益を分配金として投資家に支払う」という仕組みです。
不動産クラウドファンディングはローリスクローリターンの投資法のひとつとよくいわれています。
しかし、個人的には不動産クラウドファンディングはあまりおすすめしません。
不動産クラウドファンディングはやめとけ!
不動産クラウドファンディングのデメリットは下記の通りです。
詳しく不動産クラウドファンディングのデメリットの理由を解説していきます。
①元本割れリスクがある
不動産クラウドファンディングは元本割れのリスクがあります。
事業者の想定価格で売却できなかった場合、売却損が発生する可能性があるんですね。
物件が必ず売れるとも限りません。
「今までに元本割れが起こったことがない」ことを謳い文句にしている事業者もありますが、今後も大丈夫であるとは限りません。
投資には元本割れのリスクが必ずありますので、自己責任であることは理解してたうえで行う必要があります。
銀行預金も円安で価値が下がるリスクはあります。
どのリスクを取るかという問題ですけどね。
②事業者の倒産リスク
不動産クラウドファンディングは事業者が倒産してしまうと回収できなくなる恐れがおります。
倒産リスクについては株取引も同様ですので、そのリスク度合いは大きくありませんが、不動産クラウドファンディング事業者も乱立しています。
過去の実績や計営業状況などの情報収集をして、事業者が安定している企業であるかは調べておきたいですね。
決算情報・資本金・従業員数・過去の実績などを調べて、安心できる会社かを判断できる人がおこなったほうがよさそうです。
倒産しそうな小さい会社はちょっと心配・・
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③自分の所有物にならない
不動産クラウドファンディングでは、どれだけお金をつぎ込んでも、その不動産は自分の所有物になりません。
不動産投資最大のメリットは、自身が不動産を保有することで中長期間「不労所得」と呼べる家賃収益を得ることができることです。
また、自身の物件であれば物件価格が高くなった場合には売却することも可能です。
しかし、不動産クラウドファンディングにおける投資不動産は多くの場合事業者となります。
自分の所有物とならないので、中長期間の不労所得とはならない点は留意しておきましょう。
自分の不動産を所有したい!
④税制上の恩恵が少ない
自己所有の不動産であれば、住宅ローンの借り入れにより相続税対策にもなります。
また、新NISA制度を利用した投資であれば、運用益が非課税となります。
しかし、不動産クラウドファンディングで得た利益については、雑所得や事業所得して処理されるので、年間所得20万以上を超える場合には課税対象となってきます。
税制上の恩恵が少ないので、不動産クラウドファンディングを最優先で行うべきかは疑問が残ります。
優先度どうかな?
⑤原則途中解約ができない
不動産クラウドファンディングは原則途中解約ができないサービスが多いのが実情です。
運用期間によっては、自身の資産が拘束される期間が長くなるので、ほかの投資機会を失う可能性もあります。
好きなときに解約できるサービスや、半年に1度解約できるサービスもありますので、途中解約についてはよく確認してから運用することをおすすめします。
株は損切りして次っていけるんだよね。
⑥利益の期待値が低い
不動産クラウドファンディングは中長期投資のほうがローリスクローリターンとなり、短期間投資のほうがミドルリスクミドルリターンとなります。
ローリスクとなる不動産クラウドファンディングで年利4.0%月10,000円を運用した場合、1年で得られる利益は4,800円程度です。
小額から投資OKといっても、元金が少なければリターンも大きくはなりません。
投資は元金を増やすほどリターンを期待できますが、その分リスクも大きくなってきます。
リスクとリターンは相反関係にありますので、ローリスクで運用しようとすれば利益の期待値は低くなります。
リターン予測が大きいのはやっぱりリスクも大きい!
⑦新NISAを優先したほうがいい
中長期で投資しようとする場合には、新NISAを優先したほうがリスクとリターンの期待値を考慮すると個人的にはよいと思っています。
新NISAは運用益が非課税ですし、投資枠も大きくなりした。
中長期で運用するのであれば、複利の力でリターンの期待値も大きくなります。
新NISAでの運用をせずに不動産クラウドファンディングをするのは、優先順位に疑問が残ります。
僕は新NISA優先!
NISAがよくわからない人は勉強しましょう!
不動産クラウドファンディングをおこなってもよい人
多くの人には「不動産クラウドファンディングはやめとけ!」といいたいところですが、不動産クラウドファンディングを行ってもよい人もいます。
不動産クラウドファンディングがおすすめな人はどのような人でしょうか。
不動産クラファン向きな人を紹介します。
余剰資金が潤沢な方
新NISAは年間積立枠120万円・成長投資枠240万円の計360万円、トータルで1,800万円まで投資できます。
新NISAの投資枠を超えてさらに投資をしたいという方は、不動産クラウドファンディングを選択してもよいでしょう。
銀行に預けておいても増えませんし、円安リスクで目減りするリスクもあります。
運用する選択肢のひとつとして不動産クラウドファンディングは気軽に行えますね。
余剰資金が潤沢すぎて羨ましい!
リスクを取ってでも運用したい人
ローリスクな運用を目指すのであれば、新NISAをまずはおすすめします。
年5~10%程度を見込みたいなら、個人的には「不動産クラウドファンディングはやめとけ」といいたいところです。
ただし、リスクがあってもよいから20%程度の運用をしたい人もいるでしょう。
これは投機的(ギャンブル)な運用なのでそもそもおすすめしませんが、どこまでいっても投資は自己責任です。
ギャンブルに勝てば、想像以上のリターンを得られる可能性もあるわけです。
年20%のリターンが期待できる商品もありますので、リスクを理解した上で運用できる方は不動産クラウドファンディングを利用してみましょう。
単発なら大きく稼げる可能性もある!
不動産の目利きができる
不動産の目利きができて、高いリターンを得られそうな人は不動産クラウドファンディングをおこなってもいいですね。
不動産クラウドファンディングは運の要素もありますが、目利きによりリスクを減らすことが可能です。
立地条件や運用実績などから、きちんと想定利回りを確保できそうと判断できるなら、NISAよりも高い収益を確保することもできるでしょう。
不動産投資の自信がある方は、分散投資するうえでの選択肢のひとつとして、不動産クラウドファンディングを持っていおきたいですね。
不動産クラウドファンディングは運だけじゃない!
不動産クラウドファンディングはやめとけ!デメリット7選!
不動産クラウドファンディングは、新しい投資の選択肢のひとつとして、非常に人気が出てきている投資法です。
しかし、個人的には「不動産クラウドファンディングはやめとけ!」と注意喚起します。
改めてデメリットは下記の通りです。
まずはNISAなど税優遇の大きい運用に元金を投下することを僕は優先します。
ただし、NISA枠を超えて運用できる資産があるなら、不動産クラウドファンディングはアリです。
投資は分散投資が基本ですから、NISAなどの運用と合わせて検討するようにしましょう。
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