指値交渉とは?不動産取引でも使える指値交渉テクニック5選!

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交渉術

指値(さしね)交渉をご存じでしょうか?

指値交渉は値引きをしてもらうときのテクニックのひとつです。

特に大きな金額が動く不動産取引などの場で使うと効果的な値引き交渉の手法です。

そこで今回は指値交渉テクニックを会話例を交えながら紹介します。

僕は営業マンとして指値交渉される側も経験してます。

値引き交渉の裏側も解説しますね。

指値交渉とは

指値(さしね)交渉とはどういう意味でどんなメリットがあるのでしょうか?

基礎知識から解説していきます。

指値の意味

指値とは株式投資でも使われる言葉ですが、金額を指定して指定した金額になったときには購入する(売却する)ことです。

不動産取引でわかりやすくいえば、「1億円の物件に対して9000万円にしてくれたら買う」と金額指定して値引き交渉するのが指値交渉です。

主側で希望購入価格を指定し、売主が合意すれば契約成立となります。

指値交渉はメルカリなど色々な場面で使える値引き交渉の1つの手法です。

一般的な相場よりも安く買える可能性がある値引きテクニックなので覚えておきましょう。

指値交渉のメリット

指値交渉のメリットはなんといっても相場以上の値引きを期待できる点にあります。

値引き交渉をしないことには金額を下げることはできませんが、普通に値引きをお願いしても売主側も値引き交渉されることは織り込み済みです。

値引きありきで最初は金額提示していることが多いよ。

営業マンの立場からみると、値引き交渉されても提示する金額もまだ余裕のある金額であるのが実情です。

指値交渉はこの余裕を越えた金額提示をできれば、相場よりもお得に購入できる可能性があるのです。

少しでも安く買えればローン金利や利回りに大きく影響しますので、指値交渉がうまくいったときのメリットは大きいといえるでしょう。

指値交渉のデメリット

指値交渉にもデメリットがあります。

特に大きなデメリットとしては、キツイ駆け引きをすぎると相手の心証を害する可能性があることです。

営業マンからするとお金を一番に考える人とはあまり付き合いたくないんですね。

交渉相手はロボットではなく人です。

契約成立したあともお互い協力する必要があることも多いのですから、気持ちよく折り合えるところで調整したいところです。

指値交渉のテクニック5選!

指値交渉を成立させるうえで細かいテクニックがありますので紹介します。

指値交渉される側、する側を知っているとコツが見えてきます。

指値交渉のテクニック5選
  • ①決めるつもりの業者だけにする
  • ②相場を調べておく
  • ③他者比較はちらつかせる
  • ④厳しめの金額を指値にする
  • ⑤落としどころを調整する

詳しく解説していきます。

①決めるつもりの業者だけにする

指値交渉をするのは必ず決めるつもりの業者だけにしましょう。

指値交渉の原則は指定した金額まで値引きしてくれたら決める必要があります。

建築工事など複数社見積を取る場合、プランや安心感など総合的にここに頼みたいという気持ちがあるはずです。

頼むつもりのない業者にまで指値交渉してしまうと、金額を下げてきたときに断りにくくなります。

道徳上、指値まで下げてくれたら決めること!

②相場を調べておく

指値交渉するには自分自身が提示されている金額が高いのか安いのか、相場を知っていることが重要です。

提示されている金額が相場以上だった場合、指値で値引きさせてもまだ割高だったということもあり得ます。

初回提示する見積は余裕があることが多いものです。

妥当な金額から指値交渉することで、相場以上のお得な値引きが成り立ちます。

相場を調べて理解しておくことは指値交渉のコツといえるでしょう。

③他社比較はちらつかせる

指値交渉する際は必ず「他社比較」をちらつかせましょう。

「ほかの会社から見積をとっていないな」「買うことは間違いないな」と思われてしまうと足元を見られます。

指値にまったくのってくれないなら決めない(他社にする)と思わせなければ、指値交渉はうまくいきません。

金額を下げないと決めてくれないと思うからこそ、売主も指値交渉に応じるのです。

相手にも「少し金額を下げるから買って!」と思わせることが大切です。

④厳しめの金額を指値にする

指値は相場を知った上で厳しめの金額を提示しましょう。

提示した指値以上には下がらないからね。

普通に値引き可能な指値で交渉しても下げ幅は小さいままです。

かなり厳しい指値を提示することで、相場よりも割安でサービスが受けられるのです。

「○○円にしてくれたら即決する」と指値交渉することで成功率も上がります。

⑤落としどころを調整する

厳しい指値交渉をしても相手もすべての指値にのれるわけではありません。

指値まで下げられないなら、落としどころを調整しましょう。

お互いが少しずつ譲歩しあって、折り合いがついたところが最安値です。

結果的に予算と合わないようであれば、契約しなくても構いません。

契約したいのならば、どこかで落としどころをつけることが大切ですね。

指値交渉の例

指値交渉の会話例を紹介します。

すべて同じものを買うものとして、ケースバイケースで照らして参考にしてみてください。

複数社比較している例

見積は3社ほど取っていますが、すでに9,500万円程度の見積が出ています。

承知しました。それを踏まえてお見積をご用意します。

複数社比較していることを明言して指値を伝えると、それよりも安くしないと受注できないと営業マンも理解します。

実際に見積比較することと相場を把握することが求められます。

指値交渉で落としどころを探る例

1億円のところ9,000万円まで下げてくれたら即決しますよ。

申し訳ありません。9,000万円はちょっと・・

9,500万円でいかがでしょうか?

9,000万円しか予算がないんですよ。

わかりました。9,200万円ならどうですか?

承知しました、9,200万円まで下げますのでお願いします。

800万円ほど値引きできた例になります。

このように厳しい指値を提示して、落としどころをすり合わせていくと大きな値引きを得ることができます。

指値交渉をしなかった場合の例

1億円の見積いただきましたができるだけ値引きして下さい。

少々お待ちください。

9,800万円でいかがでしょうか?

あと1声お願いします。

では9,750万まで下げますのでお願いします。

では9,750万円でお願いします。

値引きしてもらったつもりになっていますが、値引き幅は小さいですね。

相場を知らずにただ値引きしてもらおうとしても、足元を見られてしまうかもしれませんよ。

指値交渉とは?不動産取引でも使える指値交渉テクニック5選!まとめ

指値交渉とは金額を指定して指定した金額になったときには購入する(売却する)ことです。

指値交渉のテクニックを改めて確認してみましょう。

指値交渉のテクニック5選
  • ①決めるつもりの業者だけにする
  • ②相場を調べておく
  • ③他者比較はちらつかせる
  • ④厳しめの金額を指値にする
  • ⑤落としどころを調整する

指値交渉をうまく使えば割安でサービスを利用できます。

ぜひ指値交渉のテクニックをマスターして、お得に買い物ができるようになってくださいね。

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