気に入った物件を取られた!「早くしないと申し込みが入る」は本当にある

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交渉術

不動産の購入や賃貸に伴い、物件の内覧をしていると気に入った物件も出てくることでしょう。

ここで不動産屋は「とりあえず申し込みをしましょう、早くしないと申し込みが入ってしまいます。

申し込みが入ると先に購入されてしまうかもしれません」と焦らせることがあります。

これは不動産営業マンの押しのテクニックであり、「そんなにすぐに気に入った物件は取られないだろう」と思いがちです。

しかし、気に入った物件が取られてしまうことは本当にあるのです。

気に入った物件があったときに僕たちはどうすればよいのでしょうか?考えてみましょう。

気に入った物件を取られることはあるのか?

結論:気に入った物件を取られることはあります。

むしろ気に入った物件は取られやすいです。

なぜ気に入った物件を取られるのか考えてみましょう。

先に申込みをされると取られる

基本的には先に買い付けや借り入れの申し込みを入れたほうが優先的に交渉ができます。

ここで、後から私も欲しいと申し込みすることはできないんですね。

先行して申し込みを入れた人のキャンセルが入らないと次の申し込みはできません。

申込みのスピードの差で気に入った物件が取られることがあるのです。

同じ物件はない

値段と価値のバランスが悪いだけで基本的には売れない物件はありません。

そしてまた、この世に同じ物件はありません。

同じような条件の物件はありますけどね。

同じマンションの違う部屋が空いているならば購入できる可能性はありますが、気に入った部屋と全く同じ条件の部屋はありません。

物件は一つ一つが唯一無二であることは理解しておきたいですね。

良い条件の物件の成約は早い

自分が気に入ったということは、ほかの人も気に入る可能性が高いということです。

値段・立地・外観・間取り・日当たりなど色々な要素が物件には絡みます。

そのうち何を優先するかはその人次第ですが、同じものを優先したいと考える人がいてもおかしくありません。

当然すべての条件がよい物件ほど成約早くなります。

良い条件の物件はみんなも気に入る可能性が高いわけで、当然取られてしまう可能性も高くなります。

気に入った物件を取られないようにするには

気に入った物件を取られないようにするにはどのようにしたらよいでしょうか?

先に取られてしまって後悔しないように、気に入った物件が出てきた時の対策を考えておきましょう。

申し込みを入れながら検討する

実際に申込みを入れて検討するのもアリです。

申込みを入れている間はほかの人が申し込みをすることはできなくなります。

不動産屋も「とりあえず申し込み」を薦めてくるはずです。

申込みを入れた上で借り入れ条件や最終的な金額などがマッチしなければ、キャンセルしても大丈夫です。

ただし、申し込みは購入や借入れの前提となることなので、買う意思がないのに申し込みをしてはいけません。

ときめく物件などそんなにない

物件を見ていて、「これだ!」と気に入ってときめく物件にはなかなか出会えません。

多くの場合、いいなと思っても予算が合わなかったり、予算とは合うけれど何かを妥協したりしながら物件を選ぶことになります。

本当にときめく物件などなかなかないことを前提に物件の内覧はしたほうがよいでしょう。

「気に入った」と自分で思えるくらいの物件が、誰かに取られると後悔する可能性があります。

悩むならやめとけ

「どうしよう」と悩んでも悩んでも結論が出ない、一歩踏み出そうとは思えない。

どうしても悩むようであればやめておいたほうがよいでしょう。

それは「気に入った」わけではなく、消去法で今まで見てきた物件の中でよかっただけかもしれません。

悩んで悩んで悩んだ末に購入を決めても後悔があるかもしれません。

気に入るときは直感的に感じることもありますし、高い買い物ですから慎重になった方がいい場面もあります。

「早くしないと申し込みが入る」には注意

気に入った物件が取られないように「申し込みを入れる」のは手段のひとつですが、不動産屋は「早くしないと申し込みが入る」と煽ってきます。

先に申込みされてしまう可能性があるのは確かですが、不動産屋のいうことを鵜呑みにし過ぎるのも危険です。

不動産屋がいう「早くしないと申し込みが入る」という言葉についても考えてみましょう。

不動産屋は何でもいいから売りたい

不動産屋は基本的には何でもいいから売りたいと考えています。

契約料の3%+6万が仲介手数料として一般的なのです。

もちろん契約者さんが喜んでくれることが一番ですが、どの物件でも成約させたいんですね。

「早くしないと申し込みが入ってしまいます」と伝えることで、申し込みを指せようというのはお決まりの営業トークです。

気に入った物件がすぐ取られてしまうかもしれないのは半分本当ですが、半分は不動産屋の思惑が入っています。

申し込みが入るかどうかはわからない

申し込みが入るかどうかは誰にもわかりません。

物件公開している場合、同じ物件を紹介する不動産屋はたくさんあるわけですから、いつ誰が申し込みをしてくるかはわかりません。

人気のない物件であっても申し込みが入るかもしれないし、よい条件の物件でもなかなか申し込みが入らない可能性があります。

すべてはタイミングなので、自分が本当に気に入った物件のときに申込みをしましょう。

後押しをしないと人はなかなか動かない

不動産屋は「とりあえず申し込み」「早くしないと取られてしまうかもしれない」と買い煽ってきます。

ただ、不動産という大きな買い物をするときには、このような後押しがなければ一歩踏み出し育いのも事実です。

賃貸であればもっと気楽に物件を選ぶことができますが、物件の購入となると誰しも慎重になります。

後押しの力を逆に利用するのもひとつの方法です。

本当に気に入ったと思える物件が出てきたときには一歩踏み出してみてもよいでしょう。

まとめ:気に入った物件を取られた!「早くしないと申し込みが入る」は本当にある

実際に気に入った物件に対し、悩んでいる間に他の申し込みが入って取られてしまうことはあります。

「あの物件よかったなぁ」と思っても後の祭りです。

しかし、そんな後悔をしていてもまったく意味はありません。

自分の条件に合った別の物件を探して、「気に入った」といえるような物件が見つかったときに行動すればいいのです。

不動産屋の買い煽りではありますが、実際に気に入った物件を取られてしまうこともあると理解して、物件探しをしてみるとよいかもしれませんね。

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