サラリーマン大家のメリット・デメリット！不労所得が最大のメリット

サラリーマンでありながら賃貸経営をするサラリーマン大家さん。

ハードルが高くて自分には無理だと考えている方がほとんどではないでしょうか。

たしかにサラリーマン大家になるにはハードルが高いですが、目指せるなら目指したほうがよい強烈なメリットがあります。

そこでサラリーマン大家のメリット・デメリットを確認してみましょう。

サラリーマン大家のメリット

強烈なメリットがあるからこそ魅力的なのがサラリーマン大家です。

まずはサラリーマン大家のメリットから確認していきましょう。

安定的な副収入ができる

不動産経営は安定的な副収入となるのが最大のメリットですね。

賃貸物件を保有しているだけで家賃収入を得ることができます。

ざっくりですが、基本的には家賃収入が上回っていれば利益が出るので、長期間安定的に収益を生み続けます。

サラリーマンが月に10万円の給与所得を増やすのは難しいですが、不動産経営すれば月10万円の収益をえるのは難しくありません。

総収入を増やすうえでサラリーマン大家を目指すことは、人生の大きな戦略の一つとしてアリではないでしょうか。

軌道に乗せれば手間が少ない

もうひとつサラリーマン大家最強のメリットとして、軌道に乗せれば手間が少ないことがあげられます。

賃貸物件を保有して管理業務は管理会社に任せてしまえば、基本的には何もしなくても収益を上げ続けます。

忙しいサラリーマンに不足しているのは時間です。

不動産経営は不労所得の代表格であり、時間を奪われないのは最強のメリットですね。

サラリーマンとして働きながら、家族や趣味の時間を減らすこともありません。

副業に時間を使いすぎて、本当に大事な時間を失ってしまうのでは本末転倒です。

サラリーマン大家は大事な時間を奪わないのが魅力といえるでしょう。

融資を受けやすい

サラリーマンとして安定的な給与所得を得ていると、金融機関からの融資も受けやすくなります。

投資物件を購入する際に見られるのは返済能力です。

家賃のみでローン返済ができると計算が立っていても、空室や天災などで思い通りに収益が見込めないかの可能性もあります。

このときにローン返済に窮してしまうのでは融資は受けれれません。

空室のリスクがあっても、サラリーマン収入から補填できると判断できれば融資してもらえます。

これがサラリーマン大家の強みですね。

サラリーマン大家のデメリット

サラリーマン大家のデメリットも確認しておきましょう。

デメリットも理解しておかないと、失敗するサラリーマン大家さんもいるので注意が必要です。

金銭的ハードルが高い

そもそも初期投資となる金銭的ハードルが高いので、なかなかサラリーマン大家になることも難しいのが現実です。

フルローンでサラリーマン大家になるのはリスクが高すぎます。

1億円のアパートを保有しようとすれば、1,000万円程度の自己資金は必要となります。

また、借入する上でも一定水準の年収が必要となります。

この金銭的ハードルの高さから、サラリーマン大家を目指すことさえなかなか考えられない人ばかりです。

投資としてハードルが高いことはデメリットといえるでしょう。

損失リスクもある

不動産経営は損失リスクがあることも忘れてはいけません。

立地によっては空室が増えたり家賃相場が下落したりして、当初の見込み通りに家賃収入が得られなくなる可能性があります。

地方部では「相続対策になる」と謳い文句にのせられて、空室ばかりで赤字経営をしている大家さんも多いのが現実です。

物件を保有するのに一括で買い上げることは困難なので、大きな借金を抱えることになります。

人口の減り続けている日本で30年後も安定的に返済していけるのか、不動産経営は立地条件が大きな課題となります。

机上の利益や相続対策の言葉に踊らされ、損をしてしまう可能性があるのはデメリットといえるでしょう。

物件購入までは時間と手間はかかる

不動産経営は不労所得といわれはしますが、物件購入までは時間や手間がかかることはデメリットとして押さえておきましょう。

立地や近隣相場などの研究をしなければいけませんし、物件購入には決めなければならないことがたくさんあります。

軌道に乗せるまでは休日を潰したり、仕事終わりの時間に打ち合わせをしたりする時間が発生します。

何もしないでサラリーマン大家にはなれないんですね。

あとで楽をするためには準備に多くの時間を割かなければいけないことはデメリットかもしれません。

サラリーマン大家になるために必要なこと

誰でもサラリーマン大家になれるわけではありません。

サラリーマン大家となるためにはどんなことが必要でしょうか？

考えてみましょう。

不動産経営に関する知識

サラリーマン大家を目指すのであれば、不動産経営に関する知識を身に付けていかねばなりません。

完璧に理解することは難しいですが、理解しないで誰かにすべて任せようとしていたら必ず損をします。

などなど勉強しなければならないことはたくさんあります。

知識がなければ損をするのが不動産経営ですから、勉強はしつづけたいですね。

自己資金

不動産経営のハードルとなるのが自己資金です。

銀行からの融資を引き出すためにも自己資金力はマストですね。

土地を相続したということでもなければ、担保とできるものがなく融資も困難になってきます。

また土地を相続したとしても、諸費用など自己資金から捻出する必要も出てきます。

ワンルームマンション投資など手元資金の少ない不動産経営をもあります。

しかし、利益率も低く空室リスクも大きいのでアパート1棟買いをベースで考えると、自己資金は1,000万円程度は目安となるでしょう。

サラリーマンで1,000万を持てるのはいつなのか？

支出の見直しや副業をしていない人には難しいラインといえそうです。

一定の年収

サラリーマンとしての一定年収も借入する上で重要な指標です。

一般的にはサラリーマンとして年収750万円以上がラインといわれていますね。

1億円を借り入れしたくても、一定の年収がなければどこも融資してもらえません。

サラリーマン年収で750円も30代では厳しいラインといえそうです。

一定の年収がハードルとなって、目指せない人が多いのも現実ですね。

サラリーマン大家のメリット・デメリットまとめ

サラリーマン大家になるためには、金銭面でのハードルや知識が必要などなかなか簡単ではありません。

損失リスクがあることもデメリットといるでしょう。

しかしながら、サラリーマン大家は軌道に乗ったときに不労所得という最大のメリットがあります。

時間をかけずに安定的に収益が見込めることなんてほかにはほとんどありません。

不動産経営にはリスクもありますが、不労所得はそれ以上の魅力です。

サラリーマン大家は目指さなければなれませんので、選択肢として勉強してみることから始めてはいかがでしょうか。