実家で所有している風呂なしボロアパート。
管理会社を通さず大家直貸しだったため、なかなか借り手がつかずいつの間にか中国人の方が多くなりました。
すべての中国人の方に問題があるわけではありませんが、中国人にアパートを貸してからいろいろなトラブルが起こりました。
これは中国人に限らず外国の方にアパートを貸したり、大家直貸しで起こりやすいトラブルでもあります。
今後の賃貸経営の対処法を検討できるように実際にあったトラブル事例を紹介します。
中国人の多いアパートで実際にあったトラブル事例7つ!
大家直貸しで中国人が多くなったアパートでは色々なトラブルがおきました。
どんなことがあったのか紹介しますね。
①家賃滞納
中国人の方であるあるだったのが期日に家賃を持ってこないパターンですね。
管理会社が入っていれば、管理会社が家賃払い込みや取り立てを代行してくれますが、大家直の場合は督促を大家自身で行わなければなりません。
振り込みではなく、現金払いとしていたので家賃滞納の督促は大変でした。
「少し遅れます、すいません」という方はまだマシなほうで、何も言わずに家賃滞納したり毎回遅延したりする中国人もいました。
②夜逃げ
アパートを貸していた中国人のうち何人かには夜逃げをされました。
家財道具も置いて連絡がつかない状態となってしまうと本当に困るんですよね。
残置物の処分費は大家持ちです。
夜逃げは本当に困りますがあり得るんです。
家賃は数か月分滞納、その上残置物の処分費もかかるわけで二重の損失です。
保証会社を入れるなどの対策をしないと、大きな損失となる可能性があります。
③言葉と文化の壁
外国の方をアパートに入居させると言葉や文化の壁はどうしても生まれます。
日本語がうまく伝わらないことによるトラブルもありました。
「わかりましたー」といわれていても、同じ問題が起こってしまうんですね。
同じ注意を繰り返すのっていやですよね。
文字でも通じないので、この言葉と文化の壁は難しいところです。
当時はあまり使えませんでしたが翻訳アプリなどを使うとよいでしょう。
④警察から事情聴取
中国人のビザ問題などで何度か警察から事情聴取をされる事態となりました。
直貸しのときには身分証など細かく確認もしていませんでしたので、不法滞在の中国人もいたのかもしれません。
管理会社を通せば身分証の確認などが徹底されますが、直貸しの場合はそこまで管理するのも困難です。
犯罪に手を染めてしまった人を入居させていたとなると、周りの評判も下がりますので注意したいところですね。
犯罪者までは出なくてよかったですが
犯罪者が出たらと思うとゾッとします。
⑤ゴミ出しなどのルール違反
ゴミの分別など基本的なルールやマナー違反の行動は注意しても行われてしまいます。
燃えるゴミと燃えないゴミの仕分けを出さなかったり、粗大ごみを置きっぱなしで持って行ってもらえなかったりとゴミ問題は意外と切実です。
外国の方にもわかるような張り紙をするなど対策をしないと、近所にも迷惑をかけてしまいます。
また、駐輪スペースがないのに自転車を路上駐輪されることもありました。
ルール違反・マナー違反であることを知らないことも多いので注意するのも大変です。
⑥騒音トラブル
アパートを管理すると騒音トラブルがつきものですが、中国人の騒音問題は多発しました。
休日の早朝から窓を開けて、中国の音楽を大音量で流す人がいて近隣からクレームがありました。
これは定期的に注意が必要で大変でしたね。
ジャッキーチェンみたいな音楽流してました(笑)
ボロアパートなので窓を開けていることが多く、声も大きいのですぐにクレームに繋がります。
隣人通しで喧嘩になったこともあったようです。
⑦勝手に簡易シャワーを作る
風呂ナシのボロアパートだったのですが、勝手に簡易シャワーを設置されていたのにはびっくりしましたね。
何の相談もなくびっくり案件でした!
水道料金が上がったことでわかったのですが、共用部分に簡易シャワー室を設置していました。
これは中国人だからということではなく、個人のモラルの問題かもしれませんね。
その上撤去せずに夜逃げされてしまい、共有シャワーの処分はこちらで行わなければならなくなりました。
撤去費用もかかったので酷い迷惑案件でした。
中国人にアパートを貸すメリット
トラブル事例を見ると中国人にアパートを貸すのはまずいと思うかもしれませんが、メリットもありましたので紹介します。
メリットもあるんですよ!
空き室となることがなかった
中国人の方は日本にもたくさんいて独自のネットワークがあるようです。
誰かが退去することが決まると、空き室に入りたい人を誰かが紹介してくれていました。
退去後すぐに新入居者が決まるんですね。
このサイクルは10年以上も続いていたので、空き室となることがありませんでした。
ボロアパートでも家賃が安いとすぐ入居してくれるんです。
アパート経営のリスクは空き室(空き室の間は家賃が入らない)ですが、空き室リスクが軽減されることはメリットでした。
管理会社への費用が不要
次の入居者の紹介をし続けてくれたので、入居付けをする必要がなく管理会社を入れていませんでした。
一般的には管理会社を入れる場合、家賃の5.0%前後、入居時1ヶ月分程度の費用を支払う必要があります。
家賃5.0%といえど塵も積もれば山となるで、10年以上にもなれば数100万円の差となります。
大家直で運営できると取り分が大きくなることはメリットといえるでしょう。
よい人もたくさんいる
中国人の方のルール違反やマナー違反もありましたが、礼儀正しい方もたくさんいました。
気持ちのよい挨拶を自らしてくれたり、お土産を差し入れてくれたりする人もいるんです。
「中国人だから」「日本人だから」と一括りにしてはいけなくて、言葉や文化の違いはあれど個人の性格は様々です。
中国人にもよい人はたくさんいることは知っておいてほしいですね。
一部のルール違反で印象が悪くなってしまいます。
中国人の多いアパートのトラブル事例まとめ
中国人に限らず外国の方を入居させると、言葉や文化の壁は少なからずあります。
日本人に限定することはアパート経営のひとつの選択肢といえるかもしれません。
ただすべての中国人に問題があるわけではなく、一部のルール違反・マナー違反によって印象が悪くなっている実態もあります。
実際にあったトラブル事例やメリットを参考に中国人の入居を検討してみて下さいね。
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