施主として賃貸併用住宅の建設を行いました。
どうにかこうにか色々なことを決めて、建築をスタートさせてみると何度かハウスメーカーの現場監督とトラブルがありました。
すべてお任せでうまくやってくれると思っていたのに、工事中に起こった嫌なトラブルでした。
建築が始まってから、どのようなトラブルが起こるのでしょうか?
実際に起こったハウスメーカーの現場監督とのトラブル事例を5つ紹介します。
ハウスメーカーの現場監督とトラブルになった事例5つ!
ハウスメーカーの現場監督との間に起こったトラブル。
実際に起こったトラブル事例を5つ紹介します。
初めてだったのでこのようなことが起こりましたが、施主側もトラブル事例を知っていれば予防できることもありますので、参考になれば幸いです。
①近隣にちゃんと挨拶をしていなかった
既存建物の解体工事前のトラブルです。
施工する前には近隣に挨拶を行ったと報告を受けていました。
工事をするには騒音・振動も発生しますし、工事車両などでも迷惑をかけますから近隣挨拶は大事ですね。
施主の挨拶とは別で個別に挨拶するとことで任せていたのですが、実際にはちゃんと挨拶をしていませんでした。
最も近接した3件のうち2件に対して、不在だったという理由でA4のチラシを1枚投げただけで工事を始めていたのです。
施主としては挨拶完了したとの報告で安心していたのですが、ちゃんと挨拶をしていないことでトラブルは起こりました。
近隣1件から施主に対してクレームが・・
「工事会社がちゃんと挨拶もしないで土曜日の騒音振動がひどい!土曜日の工事はやめてくれ」
施主としてはハウスメーカーの現場監督があいさつしたものと思っていましたが、「不在だったのでチラシを入れただけ」との回答でした。
「直近の近隣家屋なので対面できちんと挨拶すべきだ、不在なら訪問記録をつけながら何度か訪問すべき」と現場監督に注意して、直接近隣へ謝罪と工事説明をしてもらいました。
迷惑をかける近隣への挨拶は本当に大事であると再確認しました。
②追加追加追加
工事って本当に追加追加追加がつきものですね。
結婚式なんかもそうですが、当初契約ではアレが入っていないコレは入っていないと、都合のいいように契約させられるものです。
最初から細かく取決めをすることって本当に難しいので仕方ない部分もありますけどね。
追加費用が発生するパターンは大きく2つ。
- 工事をやってみないとわからないこと
- 最初はグレードが低いものを予定しておいて良いものに変えるなら追加費用
ほとんどがこのパターンですね。
⇩今回追加費用が発生した内容はこちら
アスベストは法改正の影響もあり、細かく分析する必要がありました。
アスベストは出たら追加ということはあったので仕方ないですけどね。(地中障害が出た場合も追加と協議でした)
それでも、「え!それも追加なの?」というようなポイントがいくつかあり、要求を呑んでもらったり呑んでもらえなかったりでトラブルになりました。
ハウスメーカーも最初に細かく追加になりそうな項目を打合せして欲しいものです。
③施主に報連相せずに進める
ハウスメーカーの現場監督が正しい報連相をしないで進めたこともトラブルになりました。
アスベストが検出されたことは仕方ないのですが、除去方法や除去費用についてよく説明せずに進められました。
アスベスト除去費用が追加になることは仕方ないと思っていましたが、いざ見積が出てきてみるとびっくり!
100万円以上の追加費用の見積でした。
これは、除去工事前にすべきですし、どのように除去するかを説明する責任がハウスメーカーにはあったと思います。
報連相の不足は信頼関係を崩します。
除去方法と費用に対して納得感があれば、このようなトラブルにはつながらなかったでしょう。
もしかしたら余計な除去方法をしているかもしれないし、相場よりもずっと高かったかもしれません。
ハウスメーカーの現場監督は説明責任があることを認識して欲しいですね。
④サイレント仕様変更
契約段階で打合せしていたはずの仕様から、知らぬ間に設計段階で仕様変更していることがありました。
近隣の間にCBの塀があったのですが、こちらはこちらで内側にフェンスを設置する予定でした。
しかし、サイレント仕様変更で内側のフェンスを設置しないことにしていたんですね。
確かにフェンスを設置するとかなり狭くなるというのがあるんですが、これも施主に報告すべき内容です。
もともとは近隣と協議して、老朽化したCBの塀を壊して施主側に新しく塀を新設できないかと考えいました。
それが施主との相談もなく仕様変更ですから、ハウスメーカー側とはトラブルになりますよね。
結局近隣との関係もきちんと構築できなかったため、既存の塀のままでフェンス設置もなしとなりました。
ハウスメーカーと少し遺恨を残すトラブルでしたね。
⑤思ってたんと違う
施主としては細かい部分まで最初に取決めするのは難しいので、ハウスメーカーから細かい部分は相談して欲しいところです。
どちらでもよいところは相談されて、相談して欲しいところを相談してもらえなかった点がトラブルにもなりました。
1階の窓ガラスですが、通常の透過性の高いガラスで設置されていたんですね。
内覧したときにわかったのですが、外から丸見えです。
ハウスメーカーの現場監督の言い分は「目隠しが必要であれば、カーテンやシールなどで対応いただければ」とのこと。
こちらは相談してもらえれば、1階でもあるので曇りガラスにしてほしかったところです。
「思ってたんと違う」です。
現場監督の報連相不足に施主としても少し感情的になっていましたので、「1階窓ガラスについてはすべて曇りガラスにするように。相談もなかったので追加費用は払わない」と指示しました。
結局ハウスメーカーが折れて、費用負担なしで窓ガラスは交換となりました。
ハウスメーカーの現場監督とトラブルになった事例5つ【施主目線】まとめ
ハウスメーカーはプロだと思って、施主としてはすべてを任せたいと思いますが、当たり前のことができないことでトラブルになるものです。
もう一度実際にあったトラブル事例を確認してみましょう。
特に報連相不足や近隣問題は大きなトラブルになります。
施主側は頻繁にあることではありませんが、ハウスメーカー側はプロなのですからこのようなトラブルが起こらないよう配慮が必要ですね。
施主側もハウスメーカーとのトラブル事例を把握していれば防げたこともあったはずです。
これから建築が始まる場合には、同じようなトラブルが起こらないように気を付けてくださいね。
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